【真似るな危険】夜の登山で絶体絶命に陥った男たちの物語

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私は金曜日の仕事が終わり、この世の喜びを独り占めしているかのようなテンションに鼓舞し、まともな思考でいられなかった。
すぐに現代の会話ツールLINEを使って友人に連絡を取り、合流することとなった。

私は友人を助手席に乗せて車を走らせた。友人も同じく社会人であり土日休みなため、2人してテンションは最高潮。鉛筆を転がしただけでも爆笑状態。

テンションが上がった私は思わず、

しょーき
今から山、山登ろうよ!
友人
え、今から?っしゃ!やったるかああああ

そして私は車を山へと走らせた。

絶対にダメ!夜中の山登りの怖いお話し

私たちは山に到着すると、飲み物が無いことに気付きました。

しょーき
まぁ、山頂で買えばいっか!

そう言った私が本当にバカでした。この後にあんな悲劇が起こるなんて知ることもなく・・・。

飲み物を持たずに登山を開始しようとした私たち、しかし、ライトが無いことに気付きました。

しょーき
まぁ、スマホのライトでいっか!

そう言った私が本当にバカでした。この後にあんな悲劇が起こるなんて知ることもなく・・・。

飲み物を持たずにスマホのライトで登山を開始しようとした私たち、しかし、2人とも半そで半ズボンにクロックスの偽物であることに気付きました。

しょーき
まぁ、いけるっしょ!

そう言った私が本当にバカでした。この後にあんな悲劇が起こるなんて知ることもなく・・・。

飲み物を持たずにスマホのライトに半袖半ズボンのクロックスの偽物で登山を開始した私たち。

汗がジワリと服に滲むものの、夜風がとても心地よく、日頃の会社のことやら恋愛の話やら、男二人で楽しい時間を過ごしていました。運動不足であったため、良い運動になるなぁ~と、大きな声で談笑しながら山頂を目指しました。

そして、途中である看板を見つけました。
その看板には、

・水手道(めい想の小径)
・馬の背登山道【危険なため通行注意!】

と書いてあります。

さて、質問です。

【危険なため通行注意!】という看板を見たアナタは今テンション上がりまくりな金曜日。

選択しないわけがないですよね。

もちろん、私たちも馬の背登山道を選択しました。

ちなみに、昼間の馬の背登山道はこんな感じです。(R-BACKS様動画)
動画内の5:26秒~馬の背登山道に入ります。7:00秒~見て頂くと分かるように、馬の背登山道は壁登りみたいな感じです。

まぁ、間違いなく言えるのは、飲み物を持たずにスマホのライトに半袖半ズボンのクロックスの偽物で登るような場所ではないってことですね。

しかし、テンションが上がって脳内のエンドルフィン(快楽物質)の占める割合が異常に高かった私たちは、勢いのまま足を踏み入れてしまったのです。

馬の背登山道で地獄を見る

しょーき
はぁはぁ、○○ちゃん、本当可愛いよね、はぁはぁ
友人
はぁはぁ、○○ちゃんも良いけど、○○ちゃんも、はぁはぁ、可愛いよね

など、息切れを起こしつつも互いに疲れてない感を誇示するため、会話を止めることのない私たち。

しかし、連続的に出てくる断崖絶壁を目の当たりに、そんな意地の張り合いも次第に無くなっていった・・・。

しょーき
はぁはぁ、ちょ、休憩、はぁはぁ、しよ
友人
はぁはぁ、はぁはぁ

そう言って虫が寄ってこないようにスマホのライトを消して岩場に腰を下ろした私たち。
汗がとめどなく流れていく。3m級の流しそうめんならできそうなぐらいに流れていく。

何分休憩したか分からないけれど、再び山頂を目指して歩き出す。

そして数分後・・・

しょーき
はぁはぁ、はぁはぁ
友人
ぜーはーぜーはー、ちょ、無理、ぜーはーぜーはー

友人はその場に崩れるように座り込んでしまった。

口の周りに飛ぶ虫を吸い込んでしまうほどに呼吸は荒く、汗によって服の色は完全に違っていた。

友人
ぜーはーぜーはー、やば、きもちわる、ぜーはーぜーはー

一瞬、私のことを言ってるのかと耳を疑ったが、状況から脱水症状であることを悟った。

距離的には馬の背道を3分の2ぐらい登ったとこだろうか?全く持って今どの辺まで登ってきて、後どれぐらいあるのかも分からない私たち。

ここで私は究極の選択を迫られることとなった。
友人の呼吸の荒さ、汗の出方から見て与えられた選択肢は、

・友人を置いて私だけ下山し、自販機で飲み物を買って友人の元へ戻る
・友人を置いて私だけ登頂し、自販機で飲み物を買って友人の元へ戻る
・消防隊に連絡し、助けを待つ

一分一秒と衰弱していく彼を横目に私は必死に考えた。
そして、

・友人と共に登頂し、自販機で飲み物を買って一緒に飲む

という選択肢に無かった答えを導き出した。
何であの時、あの環境でその答えを選択できたのかは、未だに謎です。

立ち止まっていると大量の汗を消費してしまうので、勢いで登り続けるしかないと考え、勢いで岩から岩へと飛び移っていった。何度滑り落ちそうになったか分からない・・・。
補足をするならば、友人は履いていたクロックスの偽物を落としてしまい、拾いに絶壁を降りるという、猛烈に無駄な体力まで消費していました。

しかし、努力した者は報われるのです。

体力の限界を突破した頃、岐阜城へと繋がる階段が見えたのです。

この階段が見えた時の喜びをどう表せばいいでしょうか。

砂漠の中のオアシス、抜歯中の歯科助手、数万円負けからの大当たり・・・。どんな言葉よりも勝るこの喜びに、私たちは生きて帰れると希望を見出し、残る力を使って階段を上り、24時間営業の自動販売機で「力水」と「水」を購入し、休憩を取りました。

これが登頂後の私の姿。汗が服の柄みたいになっちゃっています。

登頂してベンチで休憩していると、同じくらいの歳の人と出会ったため、

友人
こんちはー!

と元気よく友人が挨拶すると、その人たちは誰一人反応することなく私たちの前から消えていきました。

今思い返せば夜中の0時頃でしたし、幽霊だったかもしれませんね。

そして私たちは下山するために再び重い腰をあげました。
下りと言えど、馬の背登山道を使うと流石に危険だということは理解することができたため、水手道(めい想の小径)で下ることにしました。

後は下るだけだ!と、またもや調子に乗りながら、勢いよく帰っていた私たち。

しょーき
わっしゃっしゃっしゃ!馬の背マジ半端なかったなぁ!でもどら良い運動だがん!!
友人
それ、ね!ふぉおおおおおおおおお

 

もうテンションはアゲアゲ。ランナーズハイ状態。

そして、勢いよく滑って転んでケツを思いっきり岩にぶつける私。
ケツがいくつに割れたかも分からないほどの衝撃に、しばらく動けなくなりました。

そしてふと気づくと、スマホの充電が真っ赤になっています。

私も仕事柄、目が充血することはよくあるのですが、それと比べても劣らないほどに真っ赤なスマホの充電マーク。しかも、友人のスマホは開始数分で充電が切れているため、今、私たちの目に景色を与えてくれているのは、唯一私のスマホだけな訳です。

しょーき
ヤバい、スマホの充電が真っ赤になってる
友人
流石にここで真っ暗になったら遭難する。急げ急げ!

そして勢いよく転ぶ友人。

急げば転び、急がなければ充電を失う。

一難去ってまた一難。私はまたもや究極の選択を迫られてしまったのだ。

・転ぶのを覚悟で全力で下る
・スマホの充電が無くなるのを覚悟で慎重に下る
・消防隊に連絡し、助けを待つ

一分一秒と衰弱していくスマホを横目に私は必死に考えた。

そして、

・転ばないように慎重になりながらも急いて下る

という、悩んでいることの方が勿体ないと思えるほど当たり前の答えを導き出した。

真っ暗闇の山の中で、スマホのライトだけを頼りに、何度足が曲がっちゃいけない方向に曲がりそうになったか分かりませんが、残り充電1%という奇跡の残量で生還した私たち。

登山中は脳が興奮していたので気付きませんでしたが、下山後に手や足を見てみると切り傷がつき、出血していました。

そして、嫁から

友人
二度とやるなよ

と言われ、心の傷まで負うことになりました。

皆さんは絶対に夜の山を勢いで登ろうしちゃいけませんよ!
普通に危険ですからね!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

今日の迷言
~山へ登って老いたと気付く~

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ABOUTこの記事をかいた人

1991年10月9日生まれ 小中学校と全く勉強もせずに、遊びほうけていた私。偏差値の低い高校に入学し、テストで良い点を取れるようになるも、2年生になる頃には赤点の常連に。 そんな頭と顔の悪い私が、高校2年生のときに運命の人と付き合えることに。 色々なところに旅行へ出かけ、相思相愛だと信じ込むも、彼女が浮気していることを知る。応援団の団長で1,2,3年をまとめたり、文化祭にてウォータボーイズをするなど、積極的に活動する。 遊びほうけていたためあまりにも頭が悪く、大学に行けなかったため、専門学校に入り、1日10時間勉強する環境に身を置く。初めての勉強でストレスにより頻尿になり、20歳にて初ハルンケア。24歳で初めての詐欺被害(投資詐欺)により150万円を騙し取られる 人生何とかなるなる精神で頑張りましょう! Twitterアカウント https://twitter.com/kameshimehs